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製造部 加工チーム

セラミックスの切断はナイフで切るようにはいきません。薄い砥石で少しずつ削って必要なサイズに切断していきます。厚みが大きいほど難易度は上がり、時間もかかります。

必要な形に加工するのも、少しずつ削って形を作っていきます。常に割れてしまう危険があるため、加工の順番や割れないようにするための工夫が必要です。

更に精密さが必要な場合には、機械ではなく人の手で加工する事もあります。機械を使いこなすのも、機械以上の正確さを作り出すのもどちらも「人」の力です。

この仕事のやりがい/難しさ

精密機械を使いこなす。高性能を活かすのはオペレーターの腕次第。

セラミックスはとても硬い材質です。金属や樹脂の加工とは違い、加工するには時間をかけて少しずつ削り形を作っていきます。これを研削と言います。一気に削ってしまうと割れてしまったりカケてしまったりする原因になるため、少しずつ時間をかけて削ります。そして極めて正確な精度で完成させるには研削加工だけでは完成することができないため、研磨=つまり磨く事で完成させることができます。1/1000mmの寸法を機械で加工するには、ただボタンを押すだけで作ることは出来ません。セラミックス表面の状態は一つ一つ異なります。その違いに合わせた機械の設定や、加工方法などは人が判断するため、機械の性能を活かして使いこなす技術が必要です。
そして必要な精度によっては最後の加工を人の手で行う場合もあります。機械では出来ない所を、熟練の技術者によって精密な製品を作り上げています。どんなに機械が高性能でも最後は人の手によって出来上がる所がこの仕事の面白い所です。