超精密基準測定器とは
新東Vセラックスの自社開発商品である超精密基準測定器は、数値には表れないレベルの精密さと耐久性で、導入いただいたユーザー様からの高い評価を頂いています。基準測定器は、温度変化や経年劣化などに左右されにくく、尚且つ軽量コンパクトで取り回しのしやすさが求められています。セラミックス製超精密基準測定器は、全ての面で基準測定器に求められる性能・特性を発揮します。
セラミックス製超精密基準測定器の特長
特長1 軽量

アルミナ製測定器は金属よりも比重が小さいため、金属製の測定器(鋳鉄やステンレス)に比べ軽く、取り扱いの負担が軽減できます。
また、2人作業もしくは運搬機器を用いて行っていた金属製測定器の取り扱い作業が、セラミックス製に置き換えることで、1人でも安全かつ効率的に行えた例もあります。
特長2 サイズ・形状が自由

標準品以外のサイズも製造可能です。必要な精度面、専用治具取付の追加工など用途に合わせた専用設計にも対応します。
四直角マスター・直定規については標準品もございます。
特長3 高精度

アルミナはヤング率が大きいため、変形しにくく高い加工精度が得られます。図面指示精度を満たすことはもちろん、より平滑で均一な精度面を実現したVセラックス製の測定器は、使用されている現場のユーザー様からも高く評価をいただき、多くのリピート注文を頂いております。
特長4 高硬度

当社のアルミナは高純度・高密度のため高い硬度を有します。摩耗しにくく長期間ご使用いただいているユーザー様も多くいらっしゃいます。
また摩耗により精度が低下した場合や、万が一欠けてしまった場合にも、状態によっては修正加工することで再利用することができます。
特長5 温度変化に強い

アルミナは金属(鋳鉄やステンレス)に比べ熱膨張係数が小さい材料です。測定器の使用環境温度が変動しても寸法精度への影響は比較的小さく、より高精度な測定を実現します。
特性の比較
材質 | 重量 | 仕上精度 | 経年変化 | 熱変位 |
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セラミックス製 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
石製 | △ | △ | × | △ |
鋳鉄製 | × | × | × | × |
ラインナップ
どのような分野・業界で使用されているか?
工作機械 | 旋盤、フライス盤、マシニングセンタ、研削盤、放電加工機、レーザー加工機など |
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専用加工機 | 専用加工機、プレス機、塗工機、射出成型機など |
測定器 | 三次元測定器、真直度測定器など |
精密部品 | 精密な真直度や直角度が要求されている製品や金型など |
その他 | ロボット、搬送用装置 |
どのような用途で使われているか?
組立精度確認 | テーブルの動き、真っ直ぐ動くかの確認。 各軸(XYZ軸など)の動き、真っ直ぐ動くかの確認。 直交する軸(X-Y,Y-Zなど)の調整。直角に直交しているかどうかの確認。(四直角マスター、三次元セラマスターを使用) 上記の動きの結果より、所定の精度まで、各部品の調整を行う。 各軸の上下方向のうねり(ピッチング)や左右方向のうねり(ヨーイング)の確認と調整。 リニアガイドをセットするときの組立調整。 平行するガイドレールの組立調整 |
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機械調整 | |
機械保全 | |
その他 |